
モバイル用イメージセンサー
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概要
「スマートフォンユーザーのクリエイティビティを解放する」
このビジョンのもと、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)は、モバイル用イメージセンサーブランド『LYTIA』を立ち上げました。
「感動をもっと自由に表現し、共有したい」「どんなシーン、撮影条件でも美しく撮りたい」「一瞬のインスピレーションを逃したくない」
このようなさまざまな想いに応え、想像を超えるイメージング体験を提供するため、私たちは技術革新を続け、幅広い製品ラインアップを提供しています。
特長
卓越した低ノイズ・高感度性能を実現
カメラは、イメージセンサーが大きくなるとそれに比例して画素サイズが大きくなり、より多くの光を取り込めるようになります。SSSは2022年、モバイル向け1型センサー『IMX989』を商品化しました。明暗差があるシーンでも被写体をしっかりとらえながら、高感度・低ノイズで暗所でも高画質撮影を可能にします。また1型より小さいイメージセンサーについても、UHCG(Ultra High Conversion Gain)という電荷から電圧への高い変換効率を実現する回路技術で、暗い環境下での撮影時に発生するランダムノイズによるざらつきを低減します。これにより、暗所撮影時の再現性を改善し、鮮明な被写体撮像を可能にします。
高いダイナミックレンジ性能 Wide Dynamic Range
新方式であるUHCG w/3HDR (Ultra High Conversion Gain with three High Dynamic Range)機能では、一度の露光で蓄積された電荷を、異なる3種類のゲイン設定で読み出し、それらのデータを合成することで、広いダイナミックレンジ性能を実現します。これにより、明暗差の大きなシーンの撮影において白飛びや黒つぶれを抑えながら、中間の明るさもノイズ感の少ないバランスの良い写真撮影を可能にします。
また、動く被写体を撮影する際、被写体の動きが残像のように写ることがありますが、このHDRは、一度の露光で撮影した画像に対して3種類のゲイン設定で読み出しを行い、それらのデータを合成することで、アーティファクト(動体ゴースト)の発生を抑えます。
動画性能向上
スマートフォンを使ってスナップ写真や動画の撮影を行うことが当たり前となり、現在では動画によるクリエイションやコミュニケーションに向け、より高画質な動画を手軽に撮影するニーズが高まっています。
LYTIAでは、4K60pfsでの動画撮影を実現し、さらに消費電力を低減することによりHDRでの撮影も可能にするなど、さまざまな環境や状況において高画質な動画撮影を実現します。
製品ラインアップ
イメージ サイズ |
ユニット セル サイズ |
有効 画素数 |
2-Layer Pixel |
最大フレーム レート @4K |
シングルフレーム HDR |
マルチ フレーム HDR |
UHCG | オート フォーカス |
Always-on | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LYT-900 | 1/0.98” | 1.6μm | 50MP | ![]() |
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LBMF |
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LYT-818 | 1/1.28” | 1.22μm | 50MP | ![]() |
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LBMF |
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LYT-T808 | 1/1.43” | 1.12μm | 52MP |
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LBMF |
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LYT-808 | 1/1.4” | 1.12μm | 50MP | ![]() |
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LBMF |
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LYT-700 | 1/1.56” | 1.0μm | 50MP | ![]() |
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LBMF |
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LYT-700C | 1/1.56” | 1.0μm | 50MP | ![]() |
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LBMF |
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LYT-600 | 1/1.95” | 0.8μm | 50MP | ![]() |
LBMF |
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LYT-500 | 1/2.93” | 0.6μm | 50MP | ![]() |
LBMF |
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LYT-505 | 1/2.93” | 0.6μm | 50MP | ![]() |
LBMF |
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LYT-501 | 1/2.93” | 0.6μm | 12.5MP |
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LBMF |
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DCG-HDR:Dual Conversion Gain-HDR
DAG-HDR:Dual Analog Gain-HDR
LBMF:Less Blanking Multi Frame
UHCG:Ultra High Conversion Gain
技術
2層トランジスタ画素は、従来同一基板上で形成していたフォトダイオードと画素トランジスタの層を別々の基板に形成し、積層する、世界で初めて*1開発 に成功した画素構造です。これにより、従来比約2倍*2の飽和信号量*3を達成し、ダイナミックレンジの拡大とノイズ低減を実現します。 この構造を採用することで、画素サイズが小さくても撮像特性を大幅に向上させることが可能となります。
*1) 2021年12月16日広報発表時点。
*2) 当社の従来型裏面照射型CMOSイメージセンサーと、本技術適用時における、1μm角換算した場合の比較。2021年12月16日広報発表時点。
*3) 1つの画素が蓄積できる電子の最大値。
Always-on(AO)は、モバイルやIoTなどの端末機器が周囲環境の変化やその内容を認知することで、情報の意味に基づいた自律的なユーザーインターフェースを実現するためのセンシング技術です。
全画素オートフォーカスは、撮像用画素の全てを位相差検出用画素として使用し、位相差情報を取得する密度を飛躍的に高めます。これにより、これまでフォーカス合わせが難しかったシーンでも安定したAF動作を実現します。
活用事例
この製品はモバイル スマートフォン(Viewing)の分野で活用されています。
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