製品
産業用イメージセンサー

SWIRイメージセンサー

可視光から短波長赤外まで撮像可能な高解像度SWIRイメージセンサー
高度な異物検査や材料選別、霧や煙を透過した撮影に
SWIR IMX1992

概要

SWIRイメージセンサーは、短波長赤外(SWIR/Short-Wavelength InfraRed)領域の光をとらえるセンサーです。SWIR帯域の光を利用すると、半導体のシリコンウェーハを透過して位置合わせマークや内部欠陥を確認したり、不透明な樹脂素材を透過してパッケージの内容物を撮影できます。物質は光の波長によって異なる光吸収特性をもつため、外見が似ている素材の選別、異物の特定、青果の見えない傷や打痕の検出が可能です。空気中の微粒子の影響を受けにくい特徴を活かして、霧や煙、塵などの影響を抑え、肉眼では見えない対象物を映し出すこともできます。

ソニーのSWIRイメージセンサーは、独自の技術SenSWIR™(センスワイア)によって、高解像とセンサーサイズの小型化を両立しています。また、SWIR光だけでなく、可視光での撮像にも対応しています。さらに、デジタル出力に対応するとともに、グローバルシャッターやトリガーモードなどの産業用カメラに適した機能も備えています。

製品ラインアップ

型名 PDF 有効画素数 イメージ
サイズ
画素サイズ イメージ
フォーマット
最大
レームレート
出力
インターフェース
IMX990 PDF 約134万画素 1/2型
(対角8.2 mm)
5.0 μm SXGA 134 fps SLVS
IMX991 約34万画素 1/4型
(対角4.1 mm)
5.0 μm VGA 258 fps SLVS
IMX992 約532万画素 1/1.4型
(対角11.4 mm)
3.45 μm QSXGA 130 fps*1 SLVS/MIPI
IMX993 約321万画素 1/1.8型
(対角8.9 mm)
3.45 μm QXGA 170 fps*1 SLVS/MIPI

*1 開発中のため、暫定値

資料ダウンロード

IMX990/IMX991/IMX992/IMX993 製品概要

製品の概要や特長、仕様をまとめた資料です。

SenSWIR技術搭載イメージセンサーのご紹介

SenSWIR技術搭載イメージセンサーのイメージ画像

このSWIRイメージセンサーに搭載されている技術の詳細をご紹介します。

SWIRカメラの撮影プロセスと、マルチスペクトル画像の作成方法(食品検査編)

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SWIRカメラの検証にむけて、おさえておきたいポイントと撮影のコツを、撮影事例とともにご紹介します。

技術

SWIRイメージセンサーに用いられている技術を紹介します。

活用事例

SWIRイメージセンサーは、さまざまなSWIR分野で活用が進んでいます。

  • 青果選別

    青果の打痕や傷を検出できます。

  • 充填検査

    不透明なパッケージを透過して、内容物を確認できます。

  • 異物検査

    食品の異物やナッツの実と殻の判別を容易にします。

  • 材料選別

    無色透明なプラスチックを素材ごとに見分けます。

  • 半導体製造時の位置合わせ

    シリコンウェーハを透過するため、位置合わせに活用できます。

  • 温度のモニタリング

    250℃以上の高温をモニタリングできます。

  • 消防活動

    火災時に煙の影響を抑えて撮影できるため、現場の状況把握や
    火元の特定に役立ちます。

  • 遠方観察

    空気中の微粒子の影響をおさえ、遠方の対象物などを鮮明に映します。

  • 農地の観察

    作物の水分量を可視化できるため、育成状況を把握できます。

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