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    有効約500万画素※2 RGB-IRイメージセンサーを車室内モニタリングカメラ向けに商品化 
    ~ドライバーと乗員の状態を高精度に認識~

報道資料
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2025年10月02日

業界最小※1画素 2.1µmと最高クラス※1の近赤外光感度を両立した
有効約500万画素※2 RGB-IRイメージセンサーを車室内モニタリングカメラ向けに商品化 
~ドライバーと乗員の状態を高精度に認識~

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社

1: 車室内モニタリングカメラ用のCMOSイメージセンサーとして。ソニー調べ(2025102日広報発表時)。
2: イメージセンサーの有効画素規定方法に基づく。

 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、業界最小1となる2.1µm画素を採用し、RGB画像とIR画像の撮像をワンチップで実現する、有効約500万画素2CMOSイメージセンサー(以下、RGB-IRイメージセンサー)『IMX775』を、車室内モニタリングカメラ向けに商品化します。

本製品は有効約500万画素の高い解像度を有し、ドライバーと乗員を含む車室内を広角に撮像することが可能です。さらに、可視光(RGB)と940nmの近赤外光域(NIR)での高画質な撮像をワンチップで実現するほか、業界最高クラス1の近赤外感度およびRGBダイナミックレンジを提供します。

自動車の安全性へのニーズが高まる中、事故防止や安全運転の支援を目的としたドライバー状態把握の義務化、乗員の安全性を確保するための体格や姿勢、シートベルト装着状態の確認などに関する法規制強化の動きが進んでいます。このような背景の中、本製品は車室内のモニタリング精度を向上させることで、ドライバーと乗員の安全性確保や事故防止に貢献します。

車室内モニタリングカメラ用RGB-IRイメージセンサー『IMX775
()ベアチップ製品 (右)パッケージ製品


型名

量産出荷時期
(予定)

1/2.64型(対角6.81mm) 有効約500万画素2
RGB-IRイメージセンサー『IMX775

2026年 春



本製品は、独自の画素構造により業界最小※12.1
µ画素、NIR940nm)に対する業界最高クラス1の感度を両立させました。微細な画素により、有効約500万画素の解像度と広い視野角を提供し車室内のドライバーと乗員をワンチップでモニタリングすることが可能です。また、NIRにおける高い量子効率(Quantum Efficiency, QE)は、低照度環境下でもドライバーの視線や乗員の状態を、昼夜問わず高精度に認識することに寄与します。

さらに、本製品は露光時にローリングシャッター方式とグローバルシャッター方式をハイブリッドで駆動し、業界最高※1となる110dBのダイナミックレンジをRGB撮像で実現しました。また、RGB画素に混入するNIR成分を除去する新開発の信号処理アルゴリズムを用いたオンチップ処理により、優れた色再現性を提供します。

<主な特長>
業界最小※12.1µm画素と、35%の量子効率による高いNIR感度を両立
本製品は、微細画素でも量子効率(光から電子への変換効率)を高めるために、画素内に凹凸構造を設け、さらにフォトダイオードの容量を増やすよう画素構造を最適化しました。入射光を回折させて吸収率を高めることで、わずか2.1µmの画素サイズにおいても、940nmの波長に対して35%の高い量子効率を実現しています。有効約500万画素の解像度により、ワンチップで車室内全体を高精細にモニタリングすることが可能となるほか、低照度時の感度を高めることでドライバーの視線などを高精度に認識します。

RGB/NIRをワンチップで処理しながら、高画質性能を実現
ハイブリッド露光方式の採用で、業界最高1110dBのダイナミックレンジで高画質なRGB画像を撮像
本製品では、RGBNIRによる高画質な撮像をワンチップで実現するために、ハイブリッド露光方式を採用しました。RGB撮像では、ローリングシャッター方式に加え、オンチップでの画像合成処理を行うことで、業界最高1のワイドダイナミックレンジ(110dB)を達成しました。これにより、車室内の明暗差の大きなシーンでも、高画質なRGB画像を生成できます。さらにNIR撮像では、グローバルシャッター露光と高いNIR感度により、ドライバーの視線や瞬きなどの動きを高精度に認識することが可能です。

IMX775による撮像例

赤枠部分の拡大画像
(左)IMX775による撮像、(右)当社従来製品による撮像


独自の信号処理アルゴリズムをオンチップ実装
一般的に、RGBNIRセンサーはRGB画素にNIRの成分が混入するため、不自然な色再現が課題となります。本製品は、独自のNIR成分除去アルゴリズムを搭載した信号処理回路により、NIR光照射下でも優れた色再現性を提供します。さらに、NIR画像の解像度を向上させるアップスケーリング機能や、フレームごとに任意の画素領域を切り出して出力するコンテキストスイッチング機能などの信号処理を内蔵しており、外部のISPを使用せずにシステム全体の小型化を実現可能です。

IMX775による撮像比較
(左)NIR成分除去アルゴリズム無効時
(右)NIR成分除去アルゴリズム有効時

車載用途に求められる品質に対応
自動車向けの信頼性試験基準「AEC-Q100」の「Grade 2」を量産までに取得予定です。また、自動車向け機能安全規格「ISO 26262」に準拠した開発プロセスを導入し、自動車用安全水準「ASIL-B」に対応しています。これにより車載カメラシステムの信頼性向上に貢献します。

車載用途に求められるサイバーセキュリティに対応(オプション)
CMOSイメージセンサーの真正性を確認する公開鍵アルゴリズムを用いたカメラ認証、取得した画像の改竄を検知するための画像認証、制御通信の改竄を検知するための通信認証に対応可能です。

<主な仕様>
型名

IMX775

有効画素数

2593(H) x 1945(V)  約504万画素

イメージサイズ

対角 6.81 mm (1/2.64 型)

ユニットセルサイズ

2.1 μm (H) X  2.1 μm (V)

フレームレート(最大、全画素読み出し)

 60 fps

量子効率(940nm)

≧35%

ダイナミックレンジ(RGB)

110 dB

電源電圧アナログ

1.1 V
3.3 V (2025年10月2日付)

デジタル

1.8 V
1.1 V (2025年10月2日付)

インターフェース

1.8 v or 1.2 v
1.8 V (2025年10月2日付)

インターフェース

MIPI CSI-2 シリアル出力( 4 Lane / 2 Lane )

パッケージ

ベアチップ または 120 pin BGA

パッケージサイズ

9.35 mm(H) x 8.05 mm(V)

お問い合わせ

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