ソニーは、単露光方式で従来比※1約8倍のダイナミックレンジを実現する、セキュリティカメラ向け1/1.2型4K解像度CMOSイメージセンサー『IMX585』を商品化します。
本製品は、独自のセキュリティカメラ用途の裏面照射型画素技術により、高感度に加えてHDRを実現した“STARVIS™ 2(スタービス ツー)”を採用することで、1/1.2型4K解像度イメージセンサーにおいて、単露光方式として従来比※1約8倍となる、88dBのダイナミックレンジを実現しています。また、近赤外領域における感度を従来比※1約1.7倍※2に高めます。
使用条件や時間帯を問わない高画質な撮影や、後段のAI画像処理と組み合わせた高い認識精度により、安全・安心な社会に貢献します。
※1:当社の1/1.2型有効約842万画素4K解像度CMOSイメージセンサー『IMX485』との比較。
※2:波長が850nmの光を捉える場合。
CMOSイメージセンサー『IMX585』
| 型名 | サンプル出荷時期 (予定) |
サンプル価格 (税込み) |
|---|---|---|
| 1/1.2型(対角12.84mm)有効841万画素※3 4K解像度CMOSイメージセンサー『IMX585』 |
2021年7月 | 4,400円 |
※3:イメージセンサーの有効画素規定方法に基づく。
セキュリティカメラは、夜間などの暗い場所でも高い認識精度が求められ、ソニーは、独自のセキュリティカメラ用途の裏面照射型画素技術“STARVIS”により、高感度撮影を実現したCMOSイメージセンサーを市場に投入してきました。昨今では、セキュリティカメラの市場の拡大に伴い、高感度に加えHDRを実現する高い撮像性能を持ち、さまざまな環境下での撮影に応えるイメージセンサーが求められています。また、24時間撮影に対応するため、AIとの組み合わせによる画像認識のニーズも高まっています。
一般的にHDRを実現するためには、異なる露光時間で撮影した複数画像を重ね合わせる多重露光方式で撮影する必要があるため、特に動体撮影時にAIの誤認識の原因となるアーティファクト※4が発生するという課題があります。本製品は、新たに独自開発した、高感度に加えてHDRを実現する技術“STARVIS 2”を採用しています。アーティファクトを低減する単露光方式での撮影を可能にし、画素サイズを大きくすることなく、従来比※1約8倍となる88dBのHDRを実現します。加えて、近赤外領域の感度を従来比※1約1.7倍に高めます。
なお、“STARVIS 2”を採用し、単露光方式で88dBのダイナミックレンジを実現した1/3型2K解像度イメージセンサー『IMX662』についても、今年中にサンプル出荷を予定しています。
これらの製品により、市街地など、対象物の動きが速く、昼夜を問わず認識が難しい条件下でも、AIと組み合わせることで高精度な画像認識が可能となります。
※4: HDR撮影時に生じる動く被写体を撮影する際に発生するノイズ。