インタビュー 世界最高峰の技術をけん引する 集団としてさらなる高みを目指し続けたい
貞弘 篤男
ソニーセミコンダクタソリューションズ
設計環境構築
理学部 物理学科
入社:2001年(新卒採用)
勤務地:神奈川(厚木)
こんなところが魅力!
ソニーセミコンダクタソリューションズのイメージセンサー事業は世界から期待されていますので、その設計を担う会社として技術力や文化を引き上げようと、前向きにもがき続ける人材がそろっています。苦労は絶えませんが、会社として一皮むけようとするエネルギーに背中を押され続けています。
現在の仕事内容
この数年、イメージセンサー向けデザインルール開発に取り組んできた私は、今、マネジャーとして新たな画素の設計技術開発に挑戦しています。現在はレイアウトデータから抵抗・容量などの物理成分を抽出する環境開発、および画素設計の効率化技術を開発するチームを統括しています。
仕事の多くは、関係者から相談やオファーを受けてスタートします。その中には 『知りたい』 『じっくり向き合ってみたい』 と思える要素が必ずあるもの。好奇心が刺激される仕事ならば、自発的かつ積極的な行動ができるようになり、目の前の仕事にも夢中になれます。マネジャーになった今、私自身が技術を究めるというよりは、メンバーの業務に伴走し、支援する立場になりました。ですが、夢中になるきっかけの作り方は今も昔も変わらないです。
入社理由と経歴
大学院時代の研究テーマは、『電磁波による地震予知』。分野としては異端に位置付けられ、世の中から認められていなかったこともあって、研究をしながら寂しい思いを抱くこともありました。その反動で、就職活動では世間に知られた大手ばかりを回っていたのを覚えています。
当社に出会ったのは就活の中でも最後の最後。ちょうど他社から内定をもらって一息つきかけていた頃でした。思いがけず郵送されてきた就活生向けダイレクトメールに『ソニー』の名前を発見し、心魅かれる自分がいたので応募を決意。縁あって内定が決まったときには、迷うことなく当社を選んでいました。
そこからはほぼ一貫して設計環境の分野に携わっています。最初はデジタル回路の動作保証にかかわる安全係数の算出を担当しましたが、半導体は素人同然だったので、言われたことを理解するだけで精一杯でした。それでも5年もすると自信もついてきて、ちょうど募集のあった産官学共同プロジェクトに参画。先端プロセスのサインオフ技術開発を担当するなどしてきました。
これからチャレンジしたいこと
数年ほど前から画素の設計技術開発に携わっており、しばらくは腰を据えて取り組んでいくことになりそうです。アナログ・デジタル設計の場合、トランジスタや論理セルを部品として回路を組み上げていく手法を取りますが、今回の画素設計では部品となるデバイス自体をつくり込んでいかねばならず、まるで感覚が異なります。
現状では画素設計ならでの製造プロセスの理解や物理学にかかわる聞き慣れない言葉と戦う日々ですが、これからの数年で私が管轄するチームを画素設計に熟知したソフトウェアエンジニア集団に育てあげ、世界トップの画素デバイス開発を設計技術でけん引していくことを目標にしています。
1日のスケジュール
8:30 |
|
---|---|
9:00 |
|
11:30 |
|
13:00 |
|
15:00 |
|
18:00 |
|
19:30 |
|