インタビュー 自分が開発したセンサーで社会に大きなインパクトを与える
ルォン フォン
ソニーセミコンダクタソリューションズ
アナログ回路設計
情報理工学系研究科 電子情報学専攻
入社:2007年(新卒採用)
勤務地:神奈川(厚木)
こんなところが魅力!
上下関係を気にせず対等に議論できて、自己裁量権の大きい職場です。マネジャーも社員の新しい挑戦を応援しており、効率よく仕事ができる仕組みの導入、環境づくりを積極的に行っています。
現在の仕事内容
一眼カメラやミラーレスカメラに搭載する大判イメージセンサーのアナログ回路設計に携わっています。また、イメージセンサーのさらなる高速化・省電力化を実現するために、アナログ・デジタル変換器の技術開発も並行して担当しています。
まだ見ぬ新しいセンサーを開発するには、日々の積み重ねが何よりも重要です。どんなにささいなことであっても、品質や業務の向上につながるのであれば、積極的に工夫や改良を加えるように心がけています。
センサーの進化は目覚ましく、数年前までは考えられなかった性能・機能が次々と実現しています。自分自身がセンサーの進化に貢献できていること、そのセンサーによってユーザーや社会にインパクトを与えられていることにモチベーションを感じています。
入社理由と経歴
就職活動する前年、半導体の国際学会であるISSCC学会で、ソニーが性能の非常に高いイメージセンサーを発表して大きな話題を呼びました。ソニーが半導体やイメージセンサー分野で高い技術力を持っているのを改めて認識したことから企業見学したのですが、お会いする社員の仕事や技術に対する情熱を感じ取ることができました。最終的な入社の決め手となったのは、ソニー製品のデモンストレーションで迫力のある映像を見たことです。大学では比較的に地味な研究をしていた自分も、その映像のような、人の視覚・聴覚にインパクトを与える製品の開発に携わりたいと思うようになりました。
入社後はイメージセンサー事業部に配属され、センサーの電源設計から始まり、センサーの評価・測定など、設計から商品化までの一連の流れを経験しました。その後、アナログ回路の設計チームのリーダー、プロダクトのリーダーなど責任とやりがいの大きな業務も担当するようになりました。
これからチャレンジしたいこと
イメージセンサーはこれまで、カメラやスマートフォンなどに搭載されるケースが多かったのですが、今後は車や工場などに用途が広がっていきます。こうした新規用途では、映像情報の受け手が人間から機械に移行するため、センサーへの要求性能・機能が従来とは大きく異なってきます。新しい時代のセンサーを作り上げるべく、今、どのような半導体・回路・信号処理の技術を開発し、搭載すべきかを模索しているところです。過去の経験だけでは形にできない分野だけに、新人時代と同じようにセンサーの勉強に励んでいる毎日です。
社内の後進となる技術者育成の活動にも参加しているのですが、そこで会った若い世代の社員の発想力の高さには感心させられています。今後、柔軟で発想力の高い若い世代の社員と一緒に、新規領域の研究・開発ができる日を楽しみにしています。
1日のスケジュール
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