北川 幸太

インタビュー やりたいと手を挙げれば背中を
押してくれる人がいる

北川 幸太
ソニーセミコンダクタソリューションズ
デジタル回路設計
学際情報工学部 システム創成情報工学科
入社:2016年(新卒採用)
勤務地:神奈川(厚木)

こんなところが魅力!

入社当初は音声系の回路設計を手掛けていましたが、上長との面談を重ねた結果、翌年から学生のときに一番携わってみたかった医療系の画像処理システムに携わることができました。やりたいことを宣言すれば、やらせてもらえる環境があると思います。

現在の仕事内容

ToF方式距離画像センサーの電源設計において、デジタル回路のロジック設計や検証を行っています。要求された機能が開発期間通りに形づくられるのか、回路規模や電力的に本当に実装できるのか、そんな観点から回路の在り様を考え続けています。検査するための機械は存在するとはいえ、設計した回路が本当に問題のない実装になっているかは、最終的には人間が決断を下します。それだけに仕様書や回路図などを整えて、回路情報を可視化する作業も重要です。

回路設計は多くの関係者と議論しながら進めていきますので、相手に「どう理解してほしいか」を意識しながら対話を重ねていくことが大切です。苦労の末に関係者から理解を得られたときや、自分で設計したロジックが想定通り動いたときには、大きな達成感が得られます。

入社理由と経歴

大学時代にカメラの面白さを知ったのですが、そのきっかけをつくったのがソニー製のカメラでした。就職活動では好きな分野を見ていこうと、カメラそのものをつくるメーカーを重点的に訪問。しかし、次第にイメージセンサー開発に携わったほうが、多種多様な分野のカメラに貢献できるのではないかと考えるようになり、イメージセンサーでトップブランドであるソニーセミコンダクタソリューションズを志望しました。

入社後は高性能AudioCodec向け評価用チップの設計を経て、内視鏡向け画像処理システムの設計・開発などに携わりました。当社の事業の中でも一番興味があったのが医療系製品です。好きな分野に挑戦でき、大きなやりがいを感じました。

北川 幸太

これからチャレンジしたいこと

当社のセンサーはスマートフォンに数多く用いられていますが、この用途においては低消費電力を意識した回路設計が必要不可欠です。そこで私は今、センサーの低電力化を効率よく実現するための設計フローの検討に挑戦し始めています。ここでしっかりと結果を出していくことで、いつか自分たちが考えたフローをつかった超低消費電力センサーを世に送り出したいと思っています。

低電力化が進めば、エッジコンピューティング(IoT機器の利用者に近い場所に分散されたサーバ類の総称)やスマートウォッチなどのウェアラブル製品がいっそう進化していくはずです。また、部署内には海外メンバーもいるので、英語でのコミュニケーションを積極的に取りたいとも考えています。

北川 幸太

1日のスケジュール

9:00
始業
在宅勤務開始。ミーティング用資料整理
10:30
ミーティング
プロジェクト全体での情報共有会/進捗確認会
11:30
昼休憩
自宅で簡単なごはん
12:30
仕様検討・設計検証作業
優先度の高いものから対応。進捗会議の準備
17:00
進捗会議
担当ブロックのメンバーと情報共有を兼ねた進捗確認会
19:00
仕様検討・設計検証作業
日中できなかった個人タスクを中心に作業
20:00
終業・退勤