インタビュー
新卒3年目でも感じられる
やりがいと手応え、そして楽しさ
専門性を高める学びも得られる
渡会 祐馬
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
デバイス開発
生産システム工学専攻 応用化学コース (高専)
入社:2020年(新卒採用)
勤務地:山形
こんなところが魅力!
学生時代に半導体を専攻していなくても、社内の教育制度が充実していますので、やる気さえあれば業務をしながら専門性を高めていけます。中でも私自身は、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)グループの合同研修で大きな刺激を受けました。また、製造過程で製品の状態を直接確認できる機会があるのも生産ラインを有する当社ならでは。スポーツレクリエーション、芋煮会といった社内イベントやソニー製品を社員価格で購入できる福利厚生なども魅力的です。
現在の仕事内容
イメージセンサーは顧客によって用途が大きく異なり、求められるニーズを実現するために積極的に新しい技術を採り入れていく必要があります。私が所属する先端デバイス部は、従来にない新しい取り組みにチャレンジするためのチームです。その中で私は、スマートフォン向け次世代イメージセンサーの要素技術の開発を担当し、日々、多くの人と協力しながら、イメージセンサーの性能向上や機能拡充に取り組んでいます。まだ、このチームに入って日が浅いですが、仕事の進め方、やり方についてかなりの裁量を与えてもらえており、大変である反面、とても大きなやりがいと楽しさを感じています。
入社理由と経歴
地元高専の専攻科を卒業後、そのまま地元で働きたいと思い、就職活動を行いました。それまで学んできたこと(化学)とは異なる部分も多かったのですが、企業説明会を巡る中で、世界的に半導体がものすごく盛り上がっていることを実感し、イメージセンサーで世界ナンバーワンシェアを誇るなど業界での注目度も高い事業に携わる当社のインターンシップに参加することにしました。インターンシップを通じて学んだのは、ソニーの技術力が本当に素晴らしいものであること。また、風通しの良い社風で若手エンジニアが活躍していたことにも魅力を感じ、当社への就職を決意しました。
入社後2年間はデバイス技術部に所属し、イメージセンサーの量産インテグレーション係として歩留改善や生産性向上に向けた業務を担当しました。自分が携わった施策で数億円の改善効果が生まれると知ったときは、とてもうれしく、大きな手応えを感じました。
その後、製造だけでなく開発過程を知ることで、自分の専門性をより高めていきたいと考え、ジョブローテーション制度を使って異動を申請。2022年度から現在の職場で勤務しています。
これからチャレンジしたいこと
自分の作りたいものに全力で取り組むのが、私が理想とするエンジニア像です。その実現に向かって、より専門性を高めていきたいと考えています。そのためには今、自分が任されている仕事を漫然とこなしていくのではなく、今後のキャリアにどう活きてくるかを意識して取り組んでいかなければなりません。また、お客さまがどういった製品を求めているのか、それぞれの商品でどういうふうに使われていくのかについても、まだまだ勉強が必要です。
正直なところ、まだ、今の部署に異動したばかりで、ついていくのが精一杯ですが、足場をしっかり固め、チームから必要とされるクリエイティブなエンジニアになりたいですね。そして、将来的には、今の上司のようにチームをまとめるプロジェクトリーダーになって、より大きな仕事、たくさんの人たちに喜んでもらえる仕事をしていきたいです。
1日のスケジュール
8:30 |
|
---|---|
9:00 |
|
11:00 |
|
12:00 |
|
13:00 |
|
14:00 |
|
17:00 |
|
18:00 |
|
出社後、まずはその日にやるべき仕事の準備とメールのチェックを行います。私の部署はお客さまと直接やりとりすることは少なく、山形テクノロジーセンター内や同じくモバイル向けイメージセンサーの開発・量産拠点である長崎テクノロジーセンターの関係者とのやりとりが基本です。
私が主に担当しているのは、社内で試作した素子の測定と、そのデータの分析です。得られたデータをもとに、なぜこうなるのか、こうすればもっと良くなるのではないかといった試行錯誤を繰り返し、数年かけて一つの製品を作りあげていきます。
SSSと合同で行われる定例会議では、より良い製品を作るべくフラットな関係性でディスカッションを行っています。ここで得られる知見も多く、貴重な時間です。
昼食は社員食堂で。山形は米どころということもあって、ごはんがとても美味しく、県外の方にも好評です。たまに各地のご当地料理が提供されることもあり、最近では熊本のラーメンがとてもおいしかったです(笑)。