本設備は、発電容量約3.0MW、年間約3,400MWhの発電を見込み、ソニーの国内の半導体製造拠点では発電容量・年間発電量ともに最大規模となります。発電した電力は、大分テックの敷地内で、工場の生産を支えるファシリティ設備(冷凍機など)の運転に活用します。
これにより、年間で約1,600tの温室効果ガス(GHG)排出量削減を見込んでいます。これは、一般家庭約870世帯分の年間電力消費量※1に相当し、CO2削減量では約18万本の杉が1年間に吸収する量に相当※2します。
※1: 環境省による世帯当たり年間エネルギー消費量(3,911kWh)を基に算出。
※2: 林野庁による36~40年生の杉人工林のCO₂吸収量(1本あたり年間約8.8kg)を基に算出。

大分テックの屋上に設置・稼働する太陽発電設備
■動画でみるSSSグループの再生可能エネルギー100%に向けた取り組み
■ソニーグループの環境施策
半導体製造では多くのエネルギーを使用することから、SCKでは、GHG排出量の削減を重要課題の一つと位置付けています。エネルギー効率の改善(省エネ)に加え、太陽光発電設備の導入や再生可能エネルギー由来電力の利用、環境価値証書の活用など、再生可能エネルギーの活用を拡大しています。
こうした取り組みは、ソニーグループが掲げる長期環境計画「Road to Zero」のもとで進めているものです。ソニーグループでは、2050年に環境負荷をゼロにすることをめざすとともに、環境中期目標「Green Management」では、自社オペレーションで使用する電力を2030年度までに100%再生可能エネルギー由来とする目標を掲げています。今回の大分テックへの導入も、その実現に向けた取り組みの一つです。
SCKはこれまで、2019年と2022年に熊本テックの1号棟と2号棟、2025年には長崎テックの「Fab5」棟に太陽光発電設備を設置・稼働してきました。今回、新たに大分テックで稼働を開始することで、国内の半導体生産拠点における再生可能エネルギーの活用をさらに拡大します。
■SCKの各拠点における太陽光パネル
| 熊本テック | 長崎テック | 大分テック | ||
|---|---|---|---|---|
| 設置場所 | 1号棟の屋上 | 2号棟の屋上 | Fab5の屋上 | S棟の屋上 |
| 導入形式 |
自社投資 |
PPAモデル |
PPAモデル |
PPAモデル |
| 稼働開始 | 2019年3月 | 2022年3月 | 2025年5月 | 2026年9月 |
|
年間CO2削減量 |
約450t |
約770t |
約590t |
約1,600t |
| 年間発電量 (見込み) |
約1,300MWh | 約2,000MWh | 約1,400MWh | 約3,400MWh |
| 太陽光パネル設置枚数 |
5,760枚 |
3,360枚 | 2,448枚 | 5,052枚 |
| 発電容量 | 約1.1MW | 約1.8MW | 約1.0MW | 約3.0MW |
| 設置面積 |
約7,100㎡ |
約8,600㎡ | 約6,300㎡ | 約13,000㎡ |
■ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 副社長 石川良光
ソニーグループは、2050年に環境負荷ゼロをめざす長期環境計画「Road to Zero」のもと、2030年度までに自社事業所で使用する電力の100%再生可能エネルギー化と、2040年の温室効果ガス排出量ネットゼロ達成を目標に取り組みを進めています。
半導体事業を担うソニーセミコンダクタソリューションズグループの電気エネルギー使用量は、国内ソニーグループ全体の約8割を占めています。それだけに、安定したエネルギーの確保と環境負荷低減の両立は、私たちの重要な責任であると認識しています。
今回の太陽光発電設備は、熊本テクノロジーセンターの1号棟と2号棟、長崎テクノロジーセンターの「Fab5」棟に続き、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングとして4例目の導入となり、発電容量、年間発電量ともに、ソニーの国内半導体工場として最大規模を誇ります。
この設備の竣工は、ソニーセミコンダクタソリューションズグループが進めてきた再生可能エネルギー活用をさらに拡大するものであり、ソニーグループがめざす環境負荷ゼロの実現に向けた着実な前進であると考えています。
本設備を安全かつ安定的に運用し、その効果を確実に発揮させるとともに、国内各拠点における再生可能エネルギーの導入と省エネルギーの取り組みをさらに加速してまいります。
■ソニーセミコンダクタソリューションズグループについて
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、ソニーグループ株式会社の100%子会社であり、イメージセンサーを中心とした半導体デバイス事業を展開。イメージセンサーのリーディングカンパニーであり、個人の生活に利便性や楽しみを提供するイメージング技術に加えて、センシング技術の深化により、人や機械の視覚・認識能力を拡張し、社会や産業における新たな価値創造に貢献しています。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社の100%子会社として、国内の半導体生産拠点を運営し、イメージセンサーをはじめとする半導体製品の生産を担っています。
会社紹介: https://www.sony-semicon.com/ja/index.html