7月25日に、北海道大学で開催された「SEMICON TALK 2025 in Hokudai」では、国内主要半導体企業6社*が一堂に会し、理系の学部生や大学院生を中心に約80名が参加しました。当日は、北海道大学の教授や各企業のエンジニアによるトークセッションに加え、学生が人事担当者や登壇したエンジニアと直接対話できる企業ブースが設けられました。業界の最前線で働く魅力をリアルな声で届けるという「SEMICON TALK」のコンセプトの下、社会の発展を支える半導体やその進化を担うエンジニアのキャリアについて、大学と企業、そして学生がそれぞれの立場から意見を交わし、活気あふれるイベントとなりました。
*Rapidus株式会社、キオクシア株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、東芝デバイス&ストレージ株式会社、三菱電機株式会社、ルネサスエレクトロニクス株式会社

トークセッション:参加企業6社からエンジニアが登壇
<イベントの様子>
冒頭の挨拶では、北海道大学の石森浩一郎副学長が「本イベントは、博士人材の育成を目的とした、企業と大学による“共創教育プログラム”です」と述べたうえで、参加した学生に向けて以下のように語りました。「半導体人材と言っても、「作る人」「使う人」「支える人」のすべてが半導体業界にとっての重要な人材です。半導体業界で働く意味や、どんな課題に立ち向かうのか、自分の力をどのように生かせるのかを知っていただき、業界への関心を深めてもらいたいと思います」。
続くトークセッションでは、各参加企業から北海道大学出身のエンジニアが登壇しました。登壇者たちは、大学時代の専攻や現在担当する技術・業務について紹介し、それらが運転支援、スマートフォン、データセンターなど多様な領域で社会インフラを支えている現状を語りました。セッションでは、モデレーターを務めた太田泰彦教授のもと、「半導体企業で働く魅力」や「達成感を感じる瞬間」、そして「思わずぞっとした経験」など、リアルで率直な対話が次々と展開され、会場の関心を集めました。
また、学生から多く寄せられる「自分の専攻は半導体業界で活かせるのか?」「博士課程から企業に進むという選択は可能か?」といった不安に対しては、登壇者の実体験をもとに、半導体企業では異分野のバックグラウンドを持つ人材も多く活躍しており、幅広い専門性が生かせるフィールドであることが強調されました。

トークセッションの登壇者たち

石森副学長による冒頭挨拶
企業ブースでは、学生が人事担当者やエンジニアに対して、「半導体エンジニアとして必要な要素は何か」や「大学時の専攻が違うことで、入社時にどんなギャップがあったか」など、積極的に質問をし、その回答に真剣に耳を傾けていました。

関心のある企業ブースに集まる学生たち

SSSブースでは、学生が熱心にエンジニアに質問
イベントに参加した学生からは、「半導体には関心があったものの、日本は世界と比べて遅れている印象をもっていた。今回、最先端の技術を持つ日本企業の存在を知り、大きな学びになった」、「これまでアカデミアを志していたが、企業での研究という選択肢もあることを知り、将来の進路を考えるきっかけになった。企業の内側を知る機会がもっと増えてほしいと感じた」といった声が寄せられました。
当社は、今後もプロジェクト参画企業とともに、全国の大学と連携して「SEMICON TALK」を継続的に開催し、学生に半導体産業の魅力を伝えることで、未来を担う技術人材の育成に取り組んでいきます。
<SEMICON TALK(セミコントーク)について>
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「SEMICON TALK」は、次世代人材の育成を目的とした、産学連携による半導体企業合同プロジェクトです。国内半導体企業が連携し、全国各地の大学で、業界で活躍するエンジニアと学生とが直接対話できるイベントを実施しています。ビジネスの最前線で働く魅力を、リアルな声を通じて伝えることで、学生の半導体への興味醸成や未来のキャリア形成を支援し、多様な人材の業界参画につなげることを目指しています。
(参考:これまでの「SEMICON TALK」イベント開催実績)
・第1回 神戸大学:https://www.ktc.or.jp/events/event/semiconseminar
・第2回 北海道大学:https://www2.sci.hokudai.ac.jp/event/22070