安全衛生・健康
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グループ安全・防災・健康 経営方針
安全・防災・健康 経営方針
私たちは、
法令を遵守し事故、災害の未然防止に努め、快適に
働ける環境作りと健康増進を社員と共に推進します。
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
清水照士
製造事業所における
健康経営の取り組み製造基幹事業所であるソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では社員の健康を第一に考え製造事業所固有の健康増進活動を展開しています。
健康経営 社長メッセージ
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は、半導体の設計・開発・製造・カスタマーサービスを行う企業として、世界シェア(金額)ナンバーワン*のCMOSイメージセンサーを始めとする高品質な製品を提供し、イメージング&センシングテクノロジーを融合させ新たな用途と市場を開拓していくことをめざしています。この実現に向けものづくりの基本となるのは社員であり、社員の健康を最優先に考え積極的な健康づくりに取り組むことが重要と考えています。
健康増進を行う事で、社員自身の健康や生産性の向上、モチベーション、満足度を向上させるとともに、企業のブランド力や競争力、持続可能性を高めることができます。私たちは、健康経営を推進する事で、全社員の健康と幸せを守り、社会に貢献できる企業として、さらなる成長をめざしてまいります。全社員一丸となって、健康増進の推進に努めていくことを宣言します。
*) ソニー調べ
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
代表取締役社長
山口 宜洋
健康経営の取り組み
社員一人ひとりが最大限にパフォーマンスを発揮し、イノベーションを創発するには、心身ともに健康であることが必要不可欠です。ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では、さらなる企業成長へ向け健康増進の取り組みを推進することで、社員の健康を維持し、不調の未然防止と早期発見、ヘルスリテラシーの向上、快適な働きやすい職場環境づくりをめざします。
健康経営推進体制
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社の健康経営推進体制は、健康経営責任者を代表取締役社長とし、産業医、保健スタッフ、人事部で構成しソニー健康保健組合と連携する形で健康経営を推進しています。
Occupational Health & Safety (略称OHS)会議にて、健康を推進する取り組みについて意思決定を行い、各事業所の安全衛生委員会で社員との情報連携を進め健康施策の取り組みを実施しています。
<健康経営推進体制図>
健康経営戦略マップ
社員の健康第一を基本に考え、「健康経営で解決したい経営課題」と「具体的な取り組み(健康投資と期待する効果)」のつながりを体系的に整理した戦略MAPを策定し、運用しています。
健康診断結果分析と活用
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では、 各事業所の健康状態の把握、施策の有効性の検証のため、健康診断結果(検査・問診票)とストレスチェックの結果、時間外労働状況から総合的な分析を行っています。さらに、各事業所毎の特徴を比較した上で健康課題を抽出し、分析結果を戦略マップへ反映しています。
重点項目
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では、健康経営推進の重点項目を設定し実績値のモニタリングを行い、数値改善に向けた取り組みとして、フィジカルヘルス・メンタルヘルスの両面からさまざまな施策を展開しています。
分類 | 項目 | 2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
2023年度 実績 |
---|---|---|---|---|
定期健康診断 | 定期健康診断受診率 | 99.5% | 100% | 100% |
健康診断後精密検査受診率 | 36.5% | 43.0% | 62.7% | |
生活習慣病対策※1 | 適正体重維持者率※2 | 59.9% | 60.3% | 60.8% |
糖尿病ハイリスク者割合※3 | 0.5% | 0.4% | 0.3% | |
高血圧ハイリスク者割合※4 | 0.4% | 0.5% | 0.5% | |
特定保健指導実施率 | 10.8% | 12.8% | 次年度掲載 | |
運動習慣者比率※5 | 21.8% | 22.8% | 24.7% | |
喫煙対策※1 | 喫煙率 | 26.4% | 24.8% | 23.3% |
メンタルヘルス対策 | 休業率※6 | 2.0% | 1.9% | 1.9% |
ストレスチェック受検率 | 99.1% | 99.3% | 99.5% |
がん対策
疾病の早期発見・治療を目的に、がん検診の受診・精密検査受診を社員に推奨しています。がん検診受診率向上をめざしてソニー健康保険組合とコラボし受診勧奨を行っています。
5大がん検診(肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん)受診者のうち、要精密検査・再検査と判定された社員に対し、 封書および電子メールでの医療機関への受診勧奨を実施しています。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では、社員への支援として産業医によるがん検診啓発セミナー、精密検査の重要性をまとめた動画配信などの取り組みを行い、受診率は全国平均よりも高い水準となっています。
肺がん | 胃がん | 大腸がん | 乳がん | 子宮頸がん | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
がん検診受診率全国平均※7 (参考値) |
50% | 42% | 46% | 47% | 44% | |||||
がん検診受診率 | 79% | 73% | 75% | 72% | 77% | 75% | 75% | 75% | 64% | 61% |
肺がん | 胃がん | 大腸がん | 乳がん | 子宮頸がん | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
精密検査受診率 | 81% | 83% | 69% | 70% | 60% | 66% | 77% | 88% | 85% | 93% |
生活習慣病対策
○健康診断フォロー体系
快適な職場環境づくりを通じて、働く環境下における社員の安全と健康を確保することを目的として、下図に示すように健康リスクを階層別に区分し、健康診断後のフォローを行っています。フォロー対象となった社員に対しては、医療職が健康状態の確認を行った上で、就業上の配慮や受診の勧奨、生活習慣改善のサポートを実施しています。特に心筋梗塞・脳梗塞など重大な脳心血管疾患につながるリスクの高い方を、「超高リスク」と区分し、安全配慮の観点で産業医・職場上司による精密検査受診等のフォローを行っています。医療職や職場上司によるフォローにより、健康診断後の精密検査受診率は増加傾向にあります。
○特定保健指導
40歳以上で特定保健指導対象となった社員に対し、保健師や管理栄養士などの専門スタッフによる生活習慣の改善をスマホアプリを用いてオーダーメイドでサポートを行っています。
参加率向上に向けては、特定保健指導に関する事前説明会を開催し社員の理解度向上に努めています。
引き続き、参加率の向上、特定保健指導脱却に向け継続した保健指導を行っていきます。
メンタルヘルス対策
メンタルヘルス対策では、一次から三次予防を軸に、さまざまな取り組みを展開しています。
一次予防としては、新入社員、全社員向けにセルフケア研修を行いメンタルヘルス不調発生の予防に努めています。
また二次予防では、階層別にラインケア研修を行っています。課長以上のマネジャー向けへ基礎研修を開催し、その後のフォローアップ研修を2023年度から実施しているほか、係長・リーダークラスにもラインケア研修を行い、職場での早期発見・早期相談が行えるよう環境整備をしています。
そして三次予防では、機能回復・再発予防のため産業医面談を行い、就業措置等の対応を人事担当者、職場と連携し迅速に行っています。
産業保健の現場においては、重症化した従業員へのケアの緊急度が高いことから、三次予防を優先的に対応しています。そして、機能回復・再発予防の次の段階として二次予防、一次予防へと展開していくというソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社の戦略を以下の図に示しています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|
基礎研修 (新任者) |
受講率 | 100% | 97% | 92% |
フォローアップ研修 (基礎研修終了者) |
受講率 | - | - | 76% |
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|
新入社員 | 受講率 | 100% | 100% | 100% |
全社員(e-learning) | 受講率 | 99.7% | 99.9% | 99.5% |
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
プレゼンティーイズム※9 | - | - | 20.5% |
アブセンティーイズム※10 | 156人 | 153人 | 163人 |
ワークエンゲイジメント※11 | 2.5点 | 2.5点 | 2.5点 |
- ※9
- 計算式:100ー社員全体SPQ平均値(SPQ=東大1項目版)
数値が低いほど良好
回答者数:8335人 回答率:99% 2023年~測定開始 - ※10
- メンタルヘルス不調で2週間以上休業し、診断書を提出した人数(年間有病者数相当)
- ※11
- 計算式:新職業性ストレス簡易調査票80項目版より Q79+Q80の社員全体平均値
点数:1~4点 数値が高いほど良好
回答者数:2021年7643人 2022年8043人 2023年8430人
回答率:2021年99.1% 2022年99.3% 2023年99.5%
受動喫煙対策
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では10年以上に及ぶ禁煙・受動喫煙防止への取り組みにより、2023年から敷地内全面禁煙を実現しています。
図で示すような施策や、その他さまざまな受動喫煙防止策と禁煙支援策の両輪により喫煙率は減少傾向にあります。
今後も禁煙マニュアルの普及促進や保健指導、また健康保健組合による禁煙費用補助制度の提案も続けていきます。
健康増進に関する施策
社員の健康保持増進のため、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では以下のような健康施策の企画・参画を行っています。ここではその一部をご紹介しますが、各事業所独自でも多様な健康施策を開催しています。
○オールソニー歩きing
ソニー健康保険組合主催のウォーキングイベント「オールソニー歩きing」が毎年開催され、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は、各地区での運営に携わっています。社員や社員家族らが一緒になり、各地区それぞれに自然を感じられる会場でウォーキングをします。スタートからゴールまでの間にチェックポイントを設け、ポイント毎にイベントを準備するなど、楽しみながら健康増進をめざす施策となっています。社員や社員家族の参加者増加をめざし、各拠点でウォーキングイベント周知を行い、毎年多くの社員が参加しています。
○女性の健康支援
女性社員へ向けた健康施策として、 2023年に女性の健康相談窓口を社内に開設しました。周囲の人に聞きづらい悩みを婦人科専門の産業医に相談できる体制を整えています。また、若年層子宮頸がん検診対象社員へ、子宮頸がん検診の重要性について産業医が解説する動画ストリーミング配信を行い、がんの早期発見、ヘルスリテラシー向上への取り組みを行っています。今後も幅広い世代への支援を展開していきます。
○転倒予防対策
転倒による業務災害防止の観点から、安全衛生スタッフと産業保健スタッフによる、運動機能における転倒リスク測定・評価を全社員向けに実施しています。運動機能に関する転倒リスクへの認知度を広めるとともに、転倒による業務災害ゼロをめざしています。2022年度は全社員への転倒リスク測定を行い、2023年度は転倒リスクの高い社員へのフォローアップ測定を実施しました。測定結果から、運動機能低下による転倒リスクの高い社員を対象に転倒防止教育・運動推進を実施し、対象の80%が転倒リスクの改善につながっています。
採用情報
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