分 野
安全

インフラ検査

概要

インフラ設備の検査は、作業員の目視によって支えられている場面がまだ数多くあります。その点検は膨大な作業時間と作業員の高い技能に支えられていますが、人員の確保が難しく、設備の高経年化によって点検数は増加する一方です。現在、さまざまな技術の活用により、点検の効率化と精度向上に取り組む動きが進んでいます。

そうした中、注目を集めているのが各種センサーで取得した画像情報や音声・振動情報を活用したインフラ検査です。社会インフラの領域では、トンネルや橋梁などの大型構造物の画像検査において微細な不具合を肉眼より鮮明に撮像したり、聴覚でとらえられないような異常音を検知したりすることで、より精度の高い予兆保全を実現します。 

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)のイメージセンサーは、複数の特長を兼ね備えたラインアップでさまざまなご要望にお応えします。また、保守点検用のドローン操縦や電子双眼鏡で使われる高性能なOLEDマイクロディスプレイの提供という形でもこの分野に貢献しています。

活用事例

高圧電線の放電検査

電力設備における電線架線の劣化が進むと、放電現象に伴い劣化部分から紫外線が放出されます。この現象に着目して、UVイメージセンサーを活用した高圧電線の放電検査に期待が集まっています。UVカメラによる電力設備の点検は、劣化箇所の特定などを容易にし、設備保守の自動化と効率化に貢献します。

高圧電線の放電検査のイメージ画像

ドローンによるインフラ設備点検

高所のインフラ設備点検では従来、足場を組み、人員による目視点検が行われてきましたが、ドローンであれば検査コストを大幅に削減でき、目視では死角になる箇所も多視点撮影によって高精度に点検できます。
グローバルシャッタ―方式イメージセンサーは小型・高解像度で、高速での撮影を得意とするため、こうした用途への応用が期待されています。

また、OLEDマイクロディスプレイも、操縦しているドローンの視界をリアルタイムで確認し、迅速かつ高精度に操縦するためのヘッドマウントディスプレイに採用されています。

ドローンによるインフラ設備点検のイメージ画像

電子双眼鏡におけるインフラ設備点検

送電鉄塔のインフラ設備の点検には、電子双眼鏡での目視観測も有効です。そのEVF(Electrical Viewfinder)には、細部をコントラスト高く目視でき、高画質なSSSのOLEDマイクロディスプレイが好適です。

電子双眼鏡におけるインフラ設備点検のイメージ画像
電子双眼鏡におけるインフラ設備点検のイメージ画像

設備の異常モニタリング

工場の設備や建築物の老朽化は先進国共通の課題になっています。設備のメカニカルな故障は摩耗や経時劣化による亀裂など、振動や音になってその兆候が現れます。従来は熟練エンジニアによって故障の予兆を管理してきましたが、設備の無人化や高度化によって人がそれらの予兆を捉えることが難しくなってきました。その点、IoT用ボードコンピュータ SPRESENSE™は超音波領域も補足可能な高速ADコンバーターと豊富な計算能力を備えており、そうした異変を見逃しません。高度化された無人工場に自己診断機能を付け加えることができ、工場の安全性と生産性向上に貢献します。

鉄塔モニタリング

現在、世界中に、電力、通信、航空・運輸など、さまざまな用途の鉄塔が建てられています。これらの鉄塔に異常や故障などが発生すると大きなリスクになるため、画像データ、音声データ、各種センサーデータを常時取得し、AI処理などによって異常になりそうな予兆を早めにつかむ対策が求められています。

イメージセンサーや超音波領域も補足可能な収音機能、低消費電力常時センシング機能などを備え、マルチコアで高演算処理も可能なIoT用ボードコンピュータ SPRESENSE™であれば、こうした鉄塔の予兆モニタリングも可能です。

関連製品&ソリューション

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