概要

従来の大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会に代わるものとして、持続可能な循環型社会の形成が求められています。世界各国で進んでいるリサイクル事業への取り組みはその一環です。

イメージング技術

リサイクルにおける分別作業の多くは作業員の手作業に依存しており、その効率化が求められています。ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)のイメージセンシング技術は、そうしたリサイクル事業の効率向上に貢献しています。

再生プラスチック

SSSが開発した再生プラスチックSORPLAS™は、市場や工場で回収されたプラスチック(ポリカーボネイト)を再度、成形加工用原料として有効利用するものです。これにより、バージンの難燃ポリカーボネートに比べて、製造時に排出されるCO2が最大約8割低減することが確認されています(弊社試算による)。

再生プラスチックSORPLAS™製造時の二酸化炭素排出量の図
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再生プラスチックSORPLAS™製造時の二酸化炭素排出量の図

活用事例

材料選別

リサイクルの現場では、透明な素材群を材料別に選別することが必要な時があります。可視光カメラではその区別は困難ですが、UVイメージセンサーを活用すれば、紫外線(UV/Ultraviolet)波長域における各材料の光吸収率、透過率の違いにより、その材料の差を異なるイメージとして可視化できるため、選別が可能となります。短波長赤外(SWIR/Short Wavelength Infra-Red)も同様に活用が可能です。複数のSWIR波長の光を切り替え、それぞれSWIRイメージセンサーで撮像すると、素材ごとに選別することができます。

材料選別のイメージ画像

形状認識

リサイクル用の高速のラインでは、スクラップ前にペットボトルとそれ以外を分別する作業や、ボトルをサイズで分別する作業があり、高速で対応できる高解像度のイメージセンサーが活躍しています。Pregius™ / Pregius S™技術搭載のグローバルシャッタ―式イメージセンサーは、小型かつ高解像度で、高速撮像における形状認識力に優れており、分別精度の向上と時間短縮に貢献します。

形状認識のイメージ画像

再生プラスチック

リサイクル可能な素材の1つであるプラスチックは、化石資源の採掘(原油、石炭)からはじまり、精製(ナフサ)→合成(モノマー)→重合(ポリマー)→混練(プラスチック)といった多数のプロセスを経て製造され、成形加工(成形品)→組立(セット品)の後にさまざまな製品として世の中に送り出されています。

ラスチックと再生プラスチックSORPLAS™の製造フローの図
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ラスチックと再生プラスチックSORPLAS™の製造フローの図

将来は、リサイクル性が良好である特徴を生かし、セット品に使用されたSORPLAS™を原料とするクローズドリサイクルを行うことで更なるCO2削減を目指したいと考えています。

SORPLAS™を原料とするクローズドリサイクルのイメージ図

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SORPLASは、ソニーグループ株式会社の商標です。SORPLASは、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が開発および提供する環境配慮型プラスチックです。

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